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ダンブルドアはクズだったのか?その生涯を徹底解剖!ハリポタ解説

wizards 小説

アルバス・ダンブルドアは、J.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズで最も重要な人物の一人です。彼は20世紀最強の魔法使いと言われ、ホグワーツ魔法魔術学校の校長を務めていました。

ダンブルドアは闇の帝王ヴォルデモートに匹敵する魔法使いであり、また若い頃はグリンデルバルドと対決するなど、『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズを通して常に闇の勢力と戦い続けています。

偉大なダンブルドアですが「意外とクズ」「冷たい」などの評価や、「過去にグリンデルバルドと恋仲だった」という描写も存在します。

そこでこのページでは、ダンブルドアの半生を掘り下げ、なぜダンブルドアが生涯をかけて闇の勢力と戦うことになったのかを徹底解説します!

『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのネタバレを含みますので、ネタバレしてもいいよ!という方のみご覧ください。

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アルバス・ダンブルドアのプロフィール

フルネームアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア
誕生1881年 8月下旬
享年1996年 享年115歳
血統混血
家族父:パーシバル・ダンブルドア
母:ケンドラ・ダンブルドア
弟:アバーフォース・ダンブルドア
妹:アリアナ・ダンブルドア
出身校ホグワーツ魔法魔術学校 グリフィンドール寮
主な功績ホグワーツ魔法魔術学校 「変身術」教授
ホグワーツ魔法魔術学校 「闇の魔術に対する防衛術」教授
ホグワーツ魔法魔術学校 校長
マーリン勲章勲一等
大魔法使い (Grand Sorcerer)
国際魔法使い連盟 上級大魔法使い(Supreme Mugwump)
ウィゼンガモット 首席魔法戦士 (Chief Warlock)
ゲラート・グリンデルバルドの打倒
ドラゴンの血液の12種類の利用法の発見
ニコラス・フラメルとの錬金術の共同研究
蛙チョコレートのカードになっている

幼少期と家族の悲劇

ダンブルドアは1881年、イギリスの小さな魔法使いの村モールド・オン・ザ・ウォルドにダンブルドア家の長男として生まれました。後に弟のアバーフォース、妹のアリアナが誕生します。

弟のアバーフォースからは、彼が「母親の膝の上で秘密主義を学び、秘密と嘘について天性の才能を持っていた」と言われています。

アルバスのホグワーツ入学前、幼少期に妹アリアナマグルの少年から暴行を受け、父パーシバルがマグルの少年を攻撃したため、アズカバンに収監され死亡してしまいます。

この出来事から、一家はゴドリックの谷に移り住み、魔法界からの非難を恐れて引きこもる生活を送らざるを得なくなりました。

ホグワーツ時代の活躍と妹アリアナの死

1892年、アルバスはホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドール寮に所属しました。

当初は父の犯罪の噂で知られていましたが、次第に秀才として認められるようになり、在学中に多くの賞を受賞しています。

一家の長男だったアルバスは、妹アリアナの世話を任されることになります。しかし、才能と野心を持つ若者であったアルバスにとって、この役割は大きな重荷となりました。

しかし1899年、ゴドリックの谷に訪れていたグリンデルバルドと出会い、互いが唯一対等と思える才能を持つ魔法使いとして強く惹かれ、二人は意気投合します。

グリンデルバルドは、マグルを支配する野望を持っていました。ダンブルドアはその危険な思想に一時惹かれ、アリアナの世話そっちのけで世界征服の計画に夢中になってしまいます。

帰郷したアバーフォースは、アルバスが妹の介護を怠ったことに憤りました。

さらに、二人の野望がアリアナを巻き込むことを心配し、世界征服計画の愚かさを説きました。

その結果、ゲラートは激怒し、アバーフォースを攻撃するためにクルーシオ呪文を使いました。

ダンブルドアがグリンデルバルドを止めようとし、三つ巴の乱闘に発展します。その最中、アリアナがアバーフォースを守ろうとして亡くなってしまいました。

このできごとをきっかけに、アルバスは自らの過ちを反省し、権力への欲望から脱却していきます。

ホグワーツ教師時代に闇の勢力と対抗

ダンブルドアはホグワーツに教師として戻り、「闇の魔術に対する防衛術」「変身術」を担当をします。

1910年代には、ニュート・スキャマンダーやリタ・レストレンジなど、後に重要な役割を担う生徒たちを教えています。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、主人公ニュート・スキャマンダーの師が登場し、魔法動物の研究中に事故が起きてニュートが退学になりかけた際、その師が彼を助けるために一人で抗議したというエピソードが描かれます。

次作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、45歳のダンブルドアが主要人物として登場。ニュートと共にグリンデルバルドが糸を引く事件の調査に関わり、彼を倒そうと奮闘します。

1938年頃、アルバス・ダンブルドアはトム・リドル(後のヴォルデモート)にホグワーツへの入学の手紙を送りました。彼は他の教師とは異なり、リドルの邪悪さを見抜いており、秘密の部屋事件ではルビウス・ハグリッドの無実を確信していました。その後、ダンブルドアはリドルを監視することに全力を注ぎました。

同時期、当時最強の闇の魔法使いとなったゲラート・グリンデルバルドを打ち負かしています。リドルを監視下に置きつつ、グリンデルバルドとも対戦する当時のダンブルドアの活躍は凄まじいです。

ホグワーツ校長に就任後はヴォルデモートに対抗

1945年にホグワーツ魔法魔術学校の校長に就任。

トム・リドル(ヴォルデモート)が再度教職を求めてホグワーツに来校しますが、ダンブルドアは完全拒否。ヴォルデモートが更生不可能と判断した後は、対抗する組織不死鳥の騎士団を結成しています。

1970年代にはヴォルデモートがイギリスで本格的に暗躍し、不死鳥の騎士団とデスイーターの戦闘が激化しています。

1980年頃、シビル・トレローニーが未来を予言し、ヴォルデモートを打ち破る可能性を持つ子供の誕生を予見しました。その情報をセブルス・スネイプがヴォルデモートに密告した結果、ポッター家が危険にさらされることになりました。

ダンブルドアの元へリリー・ポッターの安全を懇願してきたスネイプを二重スパイとして活用し、彼にヴォルデモートの情報を提供させるようになりました。

ポッター夫妻の死の前に、透明マントを持っているというジェームズに頼み込み、ジェームズ・ポッターから透明マントを借りています。その後、透明マントは息子ハリーに受け継がれます。

1981年10月31日、ポッター夫妻がヴォルデモートによって命を奪われますが、息子ハリーがヴォルデモートの攻撃を跳ね返し、魂の欠片となって逃走。

いずれヴォルデモートが復活する可能性を見越して、ハリーをペチュニア・ダーズリーのもとに預けることにしました。

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ハリー入学後のダンブルドアの行動一覧

1年生・1991年9月、ハリーはホグワーツ魔法魔術学校に入学。
・その年のクリスマス、ダンブルドアはジェームズ・ポッターから預かっていた透明マントをハリーに贈る。
・スネイプにクィリナス・クィレルを監視させ、1992年6月には賢者の石を狙ったクィレルからハリーを救出する。
2年生・理事であるルシウス・マルフォイの策略によって秘密の部屋事件が引き起こされ、1993年に校長職を停職される。ハリーが事件を解決した後、校長に復職。
・トム・リドルの日記が分霊箱であることを確信し、分霊箱の探索を開始。
3年生・1994年6月、ハリーとハーマイオニーに逆転時計を使ってシリウス・ブラックとバックビークを救うよう指示。
4年生・1994年9月、三大魔法学校対抗試合が開幕。
・1995年6月24日、ヴォルデモートが復活。
5年生・ヴォルデモートの復活を認めない魔法省と袂を分かち、不死鳥の騎士団の活動を再開。ハリーとヴォルデモートが魂で繋がっていることから、ハリーとは距離を置き、スネイプにハリーの閉心術訓練を命じる。
・1996年4月に魔法省から校長職を停職されるが逃亡。6月の魔法省神秘部の戦いでヴォルデモートと対決し、撃退する。この際、魔法省はヴォルデモートの復活を認めた。
6年生・1996年の夏、ゴーントの指輪を発見。この指輪に蘇りの石が付いており、亡き妹に会いたいという欲望からそれをはめてしまったため、呪いにより余命1年となる。
・ヴォルデモートがドラコ・マルフォイを使って自身を暗殺しようとしていることを知り、ニワトコの杖の忠誠を自分で終わらせるため、スネイプに自分を殺すよう依頼。
・スネイプと示し合わせた通り、計画的に殺害される。
7年生・ダンブルドアの死後、校長室の壁に掛かるダンブルドアの肖像画が、新しい校長となったスネイプに助言を与えていた。
・ホグワーツの戦いで生死の境を彷徨ったハリーの前にも現れ、彼が生き延びた理由や分霊箱の秘密、そして自身の過去について語った。
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ダンブルドアの死の真相

ダンブルドアは、分霊箱の1つである「マールヴォロ・リドルの指輪」を破壊する際に呪いを受け、自身の寿命があと1年であることを悟ります。

いずれ死ぬことが分かったダンブルドアは、自らの死を最大限活用できるように以下の作戦を考え実行しました。

  1. ヴォルデモートが最強の杖であるニワトコの杖を奪いに来ることを予測し、スネイプに計画的に自分を殺させることで杖の忠誠心を消滅させる
  2. マルフォイがヴォルデモートから自分を殺す任務を受けていることを知り、スネイプに計画的に自分を殺させることでマルフォイの心を守る
  3. スネイプがダンブルドアを殺害することで、ヴォルデモートを完全に信頼させる

理論的で現実主義なダンブルドアは自らの死も冷静に受け入れた上で、自分の死すらも徹底的に利用し、ヴォルデモート撃破に貢献したことが分かります。

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ダンブルドアがクズだったと言われる理由は?

『ハリー・ポッター』シリーズで描かれるダンブルドアは、誰に対しても公平に接する思慮深いリーダーであり、お茶目な一面も持つ優しい老人という印象です。

しかし、ヴォルデモートを倒すためにハリーの「死」が必要だと知りつつも、裏で計画を着々と進める冷徹な策略家の一面もあります。

初回登場時の好々爺から一転して見えた冷徹な側面のギャップから、一部のファンから「ダンブルドアはクズ」と言われているようです。

しかし、ダンブルドアの最大の目的は、ヴォルデモートを倒すことでした。そのためにはすべてを利用する覚悟があり、感情に流されず論理的に事を進めるタイプであると言えます。

ハリーが蛇語を話せ、ヴォルデモートと心の繋がりがあることを知ったダンブルドアは、ハリー自身がヴォルデモートの「分霊箱」になっていたため、ハリーは最終的には死ななくてはならないという事実を確信するようになります。

しかし、この事実をダンブルドアはハリーに伝えず、それどころかハリーが殺されに行くように仕向けたとも言えます。

ヴォルデモートを倒すための非情な作戦を立てたとも感じられますが、ダンブルドアも内心は葛藤していた描写もあり、またハリーが一度は生き返る可能性があるということも推測していました。

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ダンブルドアと各キャラクターとの関係

ハリー・ポッターには親愛の情を抱いていた

主人公ハリー・ポッターはダンブルドアのことを最大の恩師として慕っており、ダンブルドアもハリーに親のような愛情を抱いていました。

ダンブルドアはハリーにとって、魔法の世界における知恵と指針の源であり、ハリーはダンブルドアの指示や助言を真剣に受け止めていました。

しかし、ハリーが5年生の時に、ヴォルデモートとハリーに心の結びつきがあることから、ヴォルデモートがハリーとの心の結びつきを利用されない為に、あえてハリーのことを遠ざけました。

ハリーは何故避けられているのか事前に知らされていなかったため、深く傷ついており、後にダンブルドアにそのことを問い詰めています。

また、生前にハリーに分霊箱の破壊方法を教えていなかったり、前述した生前のスキャンダルが露見したりしたため、ハリーたちはダンブルドアに対して不信感を抱いてしまいます。

しかし、スネイプの記憶を通じて全てを理解したハリーは、最終局面を乗り越えることができました。

ヴォルデモートとの戦いが終わった後、ハリーは自分の次男に「アルバス」と名付けたことからも、ダンブルドアが完璧な人格者ではなかったことを知っても、ハリーの中では変わらず偉大な魔法使いの恩師として存在し続けています。

弟アバーフォースとは複雑な感情を抱きながらも協力

アルバス・ダンブルドアにはアバーフォースという弟がいることが『ハリー・ポッターと死の秘宝』で明らかにされました。

外見は兄に似ていますが、中身はぶっきらぼうで皮肉屋です。

「議論より決闘を好む」と称され、若い頃には「意見が食い違う相手には決闘を仕掛けるのが基本だった」など、アルバスよりかなり苛烈な性格をしています。

アバーフォースは前述した過去からダンブルドアに対して複雑な感情を抱いており、アルバスのことを「秘密主義的で、他人を駒のように使う愚兄」などと形容しています。

しかし、不死鳥の騎士団の一員である事実から、嫌いではあるものの敵対しているわけではありません。

その関係性は年月を重ねてある程度の折り合いをつけていることがうかがえます。

グリンデルバルドとダンブルドアは恋愛関係にあった

ダンブルドアとグリンデルバルドは、1899年の夏にイギリスのゴドリックの谷で出会いました。

ダンブルドアは18歳、グリンデルバルドは16歳で、この出会いはダンブルドアがホグワーツを卒業する直前の時期で、妹アリアナの面倒を見ている時でした。

ダンブルドアは、才能があるのに家族の面倒を見なければならない自らの境遇に内心嫌気が指しており、自らと同等の才能を持つグリンデルバルドに惹かれていきます。

2人は「より大いなる善のために」という思想の下、マグルを支配する計画を立て始めます。

やがて2人は恋愛関係に発展し、「血の誓い」という、お互いを攻撃できない契約を立てました。

しかし、グリンデルバルドが暴走し結果的に妹アリアナが亡くなったことで、2人は決別しました。

J.K.ローリングはダンブルドアがゲイであることを明言

作者のJ.K.ローリングは、ダンブルドアがゲイであることを2007年に明言し、ダンブルドアとグリンデルバルドの恋愛関係を認めています。

ローリングは、ダンブルドアがグリンデルバルドに恋をしていたが、グリンデルバルドが本性を現したときに恐怖に変わったと述べています。

しかし、ダンブルドアは自分と同じくらい聡明な人物に引き付けられ、彼によって大きな失望を味わったとも語っています。

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まとめ

ダンブルドアを通して、作者J.K.ローリングは、偉大な力を持つ者の責任や、愛と理解の重要性といったメッセージを読者に伝えています。

ファンタジーの世界でありながら、現実の人間の姿を映し出す、深遠なキャラクターと言えるでしょう。

私たちは、この魔法使いの物語から、多くの示唆と感動を受け取り続けることができるのです。

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